後期臨床研修医募集

後期研修プログラム

救急科

救急科 後期研修医募集要項
ポイント
  • 新規開設される救命救急センターでの研修
  • 経験豊富かつ多数の指導医
救命救急センターオープニングドクター

指導医クラス3名、センター立ち上げのために全国から馳せ参じて頂けました。平成25年4月からはスタッフ3名、後期研修医3名がさらに加わり、医師10名体制となりました。

概要

当院は2013年3月の新病棟完成に伴って、救命救急センター併設型総合病院に生まれ変わりました。

最新鋭の施設・設備を揃え、無駄な動きを徹底的に排した機能的な導線とレイアウトから少ない人数でもたくさんの患者を診ることが可能となります。また、救命救急センター開設の為の救急専門医・指導医はこれまでの1名から2013年1月に4名に増員となり、4月には医師10名体制(うち後期研修医4名)となりましたので、若手救急医にとっては、この上も無い環境を整えることが出来ました。ヘリポート建設も決定し、2013年11月に完成予定です。

救命救急センターでは、救急指導医による直接指導は勿論ですが、全ての診療科の専門医と垣根の低い直接のコンサルトとディスカッションを通して、専門医の考え方・思考過程・治療法を学ぶことで、専門医と高いレベルのディスカッションが可能となります。

緊急度の高い症例・重症症例に対してはERにおける初期診療を救急医がリーダーシップをとりつつ、外科、整形外科、脳神経外科、形成外科、麻酔科などとコラボレートして、definitive therapyまで持っていくチームリーディング&チーム医療が出来ることを目標とします。

救急病床 30床(ICU10床、HCU20床)
医師数 10名(うち日本救急医学会認定指導医2名、専門医2名、後期研修医4名)
1日平均外来数 救急車15台
当院の救急医の目指すスタイル
  • 当院の救急医はICU管理の出来るER physicianあるいは、手術の出来る救命医(外科系救急医)のどちらかを目指してもらいます。
  • IVR、内視鏡、手術などの治療手技を身につけたい医師には相談の上、カリキュラムを作成します。
  • ERでの診療は北米型を目指します。すなわち、救急医・救急専従医(研修医含)が中心となって、初期診療にあたり、救急医のみでの診療完結を目指しますが、当然必要に応じて、専門診療科と協力して診療します。
  • 入院患者の担当は研修上、疾病や外傷のnatural courseを知ることが必要であるため、ER診療にあまり無理のない範囲で受け持ちます。
  • 外傷診療は外科、整形外科、脳神経外科、形成外科などとコラボレートして、手術を行い、全身管理のいる外傷症例は救急医が担当します。
  • 後期研修中に総合病院であるメリットを生かして、各専門診療科をローテートし、ER physicianとしての総合力を高めてもらいます。
  • ICUでの呼吸・循環を中心に診療し、専門診療科と協力して患者を担当します。
  • 夜勤明けは昼までに帰宅OKとし、交代制としています。
当院のセールスポイント

最大のポイントは公立病院ではなかなか出来ない、私立病院ならでは、のとてもやりやすい職場環境であるという事です。

  1. 総合病院(精神科、口腔外科、心臓外科を除く)における救急医療であり、幅広い分野の専門医によるバックアップがある。
  2. 大きすぎない規模の病院であり、各診療科との連携がとてもスムーズ。
  3. 病院全職員の“救急に協力しよう”という意識に基づいたソフトパワーがとても充実している。
    • ER専属の2名以上の看護師が24時間配置
    • 検査技師、薬剤師らが救急患者に優先して対応
    • 警備会社の警備員、警察OBが常在
    • 問題患者やトラブルに素早く対応する渉外専従職員を配置
    • 医療事務がER内での医師の業務を補助 センター開設後は24時間配置予定
    • 看護補助スタッフが検体搬送、清掃、整備
  4. 4年間の研修コースを終了した場合、希望があれば、米国のUniversity of Pittsburgh Medical Center,Emergency Departmentに有力な推薦をします。(詳細は面談時に説明)
後期研修のコース

研修希望者のニーズに合わせたプログラムをテーラーメイド。

基本的な研修コースは2つです。ER・ICUを主に学ぶ“ER physicainコース”と外科系救急医となるための“trauma & acute care surgeryコース”です。

  1. ER physician コース
    日本救急医学会ER 検討特別委員会で策定した、“ER 後期研修プログラム(http://www.jaam.jp/er/index.html)”に沿ったカリキュラムに沿って、研修します。研修期間は各専門診療科のローテート期間を含め、4年間です。4年間の内、救急専従期間を3年間、ローテート期間を1年間と考えています。ローテートする診療科とその期間および、習得したいサブスペシャリティーは相談の上、決定します。3次専門の救命救急センターなどでの他施設での研修も可能です。後期研修終了時の目標はICU管理ができるER physicianです。
  2. trauma & acute care surgery コース
    当院は軽症から重症の外傷患者や急性腹症が多いのが特徴です。外科、整形外科、脳神経外科、形成外科とタイアップして、救命センターに搬送される外傷・急性腹症の手術に参加し、主治医となります。手術の出来る救急医を目指して、修練を積みます。
  3. 短期間の研修を希望される場合
    半年から1年程度の救急研修を希望される場合も相談に応じます。その際はERを中心に研修します。
    目標はERでのcommon disease、common traumaに一人で対応可能となることです。
連絡先

姫路救命救急センター長 中村雅彦
に直接メールで連絡をお願いします。
※このアドレスは、救命救急センターでの医師研修関連のお問合せのみ受付をいたします。
※人材斡旋業者はこのアドレスにEメールを送信しないで下さい。

センター長の自己紹介

神戸大学を1990年に卒業し、当初10年間神戸大学第2外科で修練を重ね、胸部外科認定医、消化器外科認定医、医学博士を取得しました。この間に阪神淡路大震災を経験し、大災害の悲惨さを知りました。

2000年より神戸大学災害・救急医学講座助手を4年間、2004年より兵庫県災害医療センターに3年間勤務し、初代救急部長をつとめました。台風19号による風水害で兵庫県豊岡市の救援に、またスマトラ沖大地震による津波災害でスリランカに人道支援に出かけました。2011年東日本大震災では岩手県釜石市の災害支援に努めました。

2007年より、現職に勤務しています。日本救急医学会専門医・指導医で、AHA BLS、ACLSとしても活動しており、当院でのAHA各トレーニングコースを当院スタッフと共に開催し、主導しています。

過去においては救命医として、外傷・腹部救急外科を中心に手術も行ってきました。しかし、救命医の対象は全救急車の数%以下の生命に関る患者さんのみです。けれども、患者さんは自分で重症度も緊急度は判断できません。緊急性の高い、重症の患者さんはもちろんですが、年齢、性別、状態によらず、地域の救急患者さんのニーズに対して、当院のみで全てに対応することは不可能ですが、できるだけ多くの患者さんに対応し、生命に直接関らないが困っている患者さんの問題点も解決したいと考えています。

現在は、ERとICUに軸足を置いています。今後は、

  1. 高いレベルの救急チームを育成指揮
  2. 若手医師の指導育成
  3. 救急医療を気持ち良く実践するための環境作り

が主な仕事と考えています。

姫路救命救急センター長
中村 雅彦