
当科では、特に脳卒中(クモ膜下出血、脳内出血、脳梗塞)の救急診療に力を入れており、24時間常に専門医による対応が可能です。また、脳神経外科医、神経内科医、リハビリテーション医や看護師ほか脳卒中専門スタッフにより、救急から手術、リハビリを経て退院されるまでを専門に受け持つ『脳卒中ユニット』を現在組織中です。
脳卒中の外科治療、脳腫瘍、頭部外傷、脊随外科、血管内治療、神経内視鏡治療、三叉神経痛、顔面痙攣の手術治療等を主に行っていますが、もう少しやさしくご説明しましょう。
当科では、外来初診されますと、問診と神経学的な診察の後、ほとんどの場合すぐにCTスキャンにまわっていただきます。その日のうちに診断をつけて安心してお帰りいただくためです。
最近は、セカンドオピニオンといって、他の病院にかかられていて当院に別の意見を求めて来られる患者さんも多くなってきました。
手術を奬められ、迷っている時など、遠慮なさらずにご相談ください。
「交通事故後や脳卒中を発症した直後の患者さんが救急車で運び込まれる」。もっとも緊張する場面です。
常に死とも直面している部署ですが、その一方で、昏睡状態の患者さんを直接手術室に搬入してその後見事に社会復帰していただいたり、脳梗塞発症直後の血栓溶解療法で動かなかった腕が突然動くようになったりと、もっとも多くの感動に出会える部署でもあります。
手術後や脳卒中後で点滴中の患者さんが多く入院されています。「病棟では額に脂汗を滲ませて必死の形相で闘病生活を...」なんてもう古い話です。術後は翌日から食事をしていただけますし、皆さまはリラックスしてリハビリに励まれています。
とはいえ、入院中はさまざまな悩みや不安を抱えておられるのは当然のことです。ですから、それぞれの患者さんの病状はもちろん、生活史や社会的背景も含めて的確に把握し、一人ひとりに最適な看護を提供できるよう日夜努力を重ねています。
現在、脳外科手術のほとんどが顕微鏡を用いて行われ、直径1ミリの血管を糸で縫って繋ぐといった神業のような技術も要りますが、手術は非常に安全に行なわれるようになりました。
手術で悪くなることはほとんどなくなりましたし、特に外来検査で病気が見つかったり他院からご紹介を受けた場合は、入院期間もだいたい2〜3週で完治して退院されます。
ほんの小さな創から行なう神経内視鏡手術や、いわゆる「切らずに治す」血管内手術も日常的に行なわれるようになりました。従来の開頭術も部分剃毛で行ない、退院直後から一見手術したことも判らないようになってきています。
平成23年度の延外来患者数は約4,900人、延入院患者数は約6,800人
| 術式 | 件数 | |
|---|---|---|
| 脳腫瘍 | 開頭腫瘍摘出術 | 7 |
| 経蝶形骨洞手術 | 2 |
|
| 脳血管障害 | 破裂脳動脈瘤クリッピング術 | 4 |
| 未破裂脳動脈瘤クリッピング術 | 1 |
|
| 開頭血腫除去術 | 8 |
|
| 頚動脈内膜剥離術 | 7 |
|
| バイパス手術 | 3 |
|
| 脳動静脈奇形 | 1 |
|
| 外傷 | 急性硬膜外血腫 | 4 |
| 急性硬膜下血腫 | 4 |
|
| 減圧開頭術 | 1 |
|
| 慢性硬膜下血腫 | 19 |
|
| 水頭症 | 緊急脳室ドレナージ術 | 6 |
| 脳室シャント術 | 9 |
|
| 内視鏡手術 | 1 |
|
| 血管内手術 | 破裂脳動脈瘤塞栓術 | 1 |
| 動静脈奇形 | 3 |
|
| 頚動脈ステント留置術 | 1 |
|
| その他 | 16 |
|
| 合計 | 98 |
|
頭痛外来
※上記の専門外来についての詳細は窓口までお問い合わせください。
| 担当医 | 宮本 宏人(平成7年卒) |
|---|---|
| 役職 | 脳神経外科部長 |
| 認定医・専門医等 資格名 |
日本脳神経外科学会 専門医 日本医師会 指導医のための教育ワークショップ 修了 日本医師会 生涯教育制度研修認定 |
| その他の資格等 | 脳梗塞rt-PA適正使用講習会 受講 医学博士 |
| 主要所属学会 | 日本脳神経外科コングレス 日本脳卒中の外科学会 日本脊髄外科学会 |
| 担当医 | 荒井 篤(平成14年卒) |
|---|---|
| 役職 | 担当医 |
| 認定医・専門医等 資格名 |
日本脳神経外科学会 専門医 |
| その他の資格等 | 脳梗塞rt-PA適正使用講習会 受講 |
| 主要所属学会 | 日本脳神経外科学会 日本脊髄外科学会 |
| 担当医 | 塩見 亮司(平成19年卒) |
|---|---|
| 役職 | 担当医 |